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日本補助犬協会 ドネーションプログラム

瞳から輝く女性たちを応援するアキュビュー® ディファイン® とQ-pot. は、病気や事故で光を失った人たちの生活をサポートする、日本補助犬協会の活動を支援しています。

ACUVUE® define® × Q-pot.
共同ドネーション企画
日本補助犬協会ユーザーインタビュー

盲導犬とどんどん外に出ることで知ってもらう機会が増えるといいですね

実際に補助犬のサポートを受けながら暮らす方に、ユーザーになったきっかけや生活の様子について伺いました。

Sさん(36歳・主婦)

ご主人と小学生のお子さん2人の4人家族。2017年3月から盲導犬ユーザーに。

Q1. 盲導犬のサポートを受けるようになったのは、どのようなきっかけだったのでしょうか?

私は生まれつきの目の病気を持っていて、4年ほど前から視覚障害者として生活し始めました。白い杖での外出も慣れてきてはいたのですが、やはりもっと外に出たい、もっと自由に歩きたい、という思いが強くなってきて盲導犬の申請を決心しました。ただ、盲導犬ユーザーになるには最低でも1カ月は家族と離れて訓練を受けなくてはならず、家族の協力が不可欠でしたね。

Q2. 盲導犬のサポートを受けるようになって、生活はどのように変わりましたか?

盲導犬がいることで、行動範囲がぐんと広がりました。杖よりも早く移動できるし、自分の時間で動けるようになったのが大きいです。以前は、時間や場所によっては出かけるのをあきらめることも多かったんですが、今は買い物も一人でどんどん行ったり、このあいだは2時間近く電車に乗って県外まで遠出したりも。自分がやりたいことを躊躇なくできるのは楽しいですね。また、やはり犬がいると話しかけやすいのか、外出時に声をかけてもらうことが驚くぐらい増えました。小さな子や、声の感じからちょっとイカツイ年配の男性かな(笑)と思われる方まで、声をかけてくれる人の年齢層も広がりましたね。みなさん「どちらへ行かれるんですか?」「犬かわいいですね」と気軽に話しかけてくれて、とても嬉しいです。

Q3. ご家族やまわりの方々にも変化はあったのでしょうか。

最初は同意してくれなかった家族も、いざ盲導犬が家に来てみたらすっかりとりこに!子どもたちも今では「訓練のとき我慢して待っててよかった」と言ってくれます。子どもと犬はお互い兄弟のような存在らしく、いつもお母さんの取り合いになります(笑)。嬉しかったのは、子どもの小学校で障害についての授業があったとき、盲導犬ユーザーの私が呼ばれてお話をさせていただいたこと。みんなが盲導犬に興味を持ってくれたり、そこで会った小学生が他の場所で挨拶してくれたり、私自身の世界も広がりました。

Q4. 一緒に暮らすようになって約1年。盲導犬はどんな存在ですか?

私から見ると甘えん坊でヤンチャな息子、という感じですね。盲導犬というと「おとなしくてまじめなスーパードッグ」というイメージがあるかもしれませんが、仕事をしているとき以外は盲導犬も普通の犬なので、家でまったりしていたりイタズラしたりもするんですよ(笑)。

Q5. 盲導犬についてもっと知ってほしいこと、伝えたいことはありますか?

今は昔に比べてずっと盲導犬に理解のある社会。でも入店を断られたりすることもまだあります。盲導犬がもっと普通に暮らせる社会になると嬉しいですね。そのためにも、私たち盲導犬ユーザーは犬のコントロールやマナーをしっかりしたいし、そのうえでどんどん外に出かけて盲導犬や視覚障害者について知ってもらう機会を増やせるといいなと思います。

ACUVUE® define® × Q-pot.
共同ドネーション企画における、
日本補助犬協会への寄付金は、
2018年度の年間11頭を目標とした、
身体障害者補助犬の育成に役立てられます。

補助犬の育成は皆様の寄付や募金に支えられています

今国内では、補助犬へのニーズに対して実際の数がなかなか追いついていません。補助犬を必要としている人は、盲導犬、介助犬、聴導犬、それぞれ3,000名ぐらいいると言われていますが、実働している補助犬は全部で1,100頭前後とわずかな数。日本補助犬協会では年間10~15頭の補助犬を育成しており、多額の育成費用のほとんどは寄付や募金に支えられています。みなさんの支援が、補助犬の普及や障害者の方々の積極的な社会参加につながっていきます。