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みんなの知りたいを投稿しよう!おしえて!瞳のギモン

第11回目見えるしくみ

ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 ビジョンケア カンパニーが、
ひがしはら内科眼科クリニック・副院長 東原尚代先生監修のもと、編集しています。

目は、どうやって色を見わけているの?(質問者:ともっぺさん、ラベンダーさん、みによさん、チロルクッキーさん、ぴーしさん、かぼすけさん)

私たちは、モノから反射した光を目でとらえ、その情報を脳で処理することで、モノの形や色を見ています。しかし、そもそも光には色はありません。光の波長に応じて目の細胞が反応することで、その情報をもとに脳が色を認識しているのです。
テレビやパソコンのディスプレイは、「赤」「緑」「青」の3色だけで表現されているのをご存じでしょうか? 光はこの波長の異なる3つの光で構成され、この3色ですべての色をつくりだすことができます(光の3原色)。
目の網膜には「赤」「緑」「青」のそれぞれの波長に反応する、3つの細胞(錐体細胞)があります。赤の波長の光を感知すると赤の錐体細胞が、紫の波長を感知すると、赤と青の錐体細胞が反応するというしくみです。錐体細胞が反応した情報は視神経を通って脳(大脳皮質)に送られ、その情報をもとに脳が、色(色相)や明るさ(輝度)を認識するといわれています。

目は、どうやって遠くと近くを見わけているの?(質問者:かおまるさん、にゃん56さん、揚げパンさん、でくの坊さん)

遠近の見わけ、つまり奥行きの認識は、さまざまな情報を統合して脳で行われますが、その一つが、モノを立体的に見る両眼視の機能です。
私たちが片目で見る世界は、実は平面的(二次元)です。右目と左目で同時に見た情報を脳で一つにまとめて処理することで初めて、モノが立体的に見えます。右目と左目は、少し離れて顔についているので、同じものを見ていても、右目と左目では微妙に違って見えています。この左右の違いを両眼視差と呼び、この違いから、脳が奥行きを認識して、立体的な像を描き出すのです(図1)。
ほかにも、モノの大きさ(遠くのモノは小さく、近くのモノは大きく見える)、重なり(モノが重なっているときは、遠くのモノは近くのモノに隠れる)、明るさ(近くのモノははっきり、遠くのモノはぼんやり見える)、動き(遠くのモノはゆっくり、近くのモノは早く動く)といった、片目で得られる情報も、奥行きを認識する手がかりになります。

曇りの日や夕方に、目が見えにくくなるのはなぜ? (質問者:れおれさん、おたさん、オレンジさん、ひよこまめさん、たっちっちさん、ロッチーさん)

曇りの日や夕方は、晴れの日や昼間に比べて太陽の光が少なくなり、目の奥に入る光の量が減ります。すると、網膜には明るい条件で働く錐体細胞がありますが(瞳のギモン第10回 Q5参照)、その働きが低下します。さらに、目の奥にたくさん光を取り入れようとして瞳孔が大きくなるため、少しぼやけて見えるのです。
また、一般に薄暗い条件ではモノの明暗の差がつきづらくなります。たとえば図1のように、黒と白の明暗の差が大きい=コントラストが高い場合、色の違いをくっきり見わけることができますが、図2ように明暗の差が小さい=コントラストが低い場合、色の境界がぼやけて見わけがつきづらくなります。曇りや雨の日といった光の少ない環境では、これと同じように明暗の差が小さくなるので、モノが見えづらくなるのです。
私たちの目には、小さいモノを認識する「視力」とは別に、明暗を見わける力があります。これを「コントラスト感度」と呼びます。コントラスト感度は、目の状態(屈折異常や瞳孔の大きさなど)によって人それぞれ異なり、コンタクトレンズもコントラスト感度を左右する要因の一つです。たとえモノが見えていても、それがクリアに見えるのと、ぼやけて見えるのとでは、目や脳にかかる負担はもちろん、気分も違います。快適な毎日のために、「見え方の質」にも注目してみましょう。

利き目ってどういうこと? どうやって決まるの? (質問者:ももみさん、ゆきえさん、あっけさん、たまごまたさん、李依さん、MEIAさん、ほまさん、あんゆんさん、きよこさんさん、ヨッピィさん、あやあや8さん、おくたんさん、たるるんさん)

手に利き手があるように、目にも「利き目」があります。私たちは目で感知した光の情報を脳で処理することでモノを見ていますが、両目をあけて見ていても脳には左右どちらかの目の情報を優位に認識するという特徴があります。これが利き目であり、専門的には「優位眼」と呼びます。利き目がどうやって決まるのかについては、まだわかっていません。手の場合は、生まれてから両利き→右利き→両利き→左利きと、いろいろと変化しながら、最終的に8歳頃までに利き手が確立するのではないかといわれており、目の場合も同様に時間をかけて利きが決まると考えられています。

利き目の調べ方を下に示します。ふだん私たちは、左右どちらかの利き目の情報を中心に、モノを見ています。したがって、片目ずつモノを見ると利き目ではモノがずれず、非利き目ではモノの位置がずれて見えます。これは、左右の目が少し離れて位置するためであり、同じものを見ていても見る角度が微妙に異なることが影響しています。この利き目の働きを利用して、左右の目で度数を変えて矯正を行う「モノビジョン」という方法があり、主に老眼の矯正に用いられる場合があります。

人によって、なぜ目の色が違うの? 眩しさや見え方も違う? (質問者:annaさん、ヨーダさん、みきんこさん、おがたんさん、宇宙人3号さん、羊さん、ナッケンさん、 YUMIさん、かおるさん)

目の色とは、くわしくは目の中にある「虹彩」の色を指します。虹彩の色は、「茶か青の色を決定する染色体」と「緑か青の色を決定する染色体」の二つの遺伝子のバランスによって決まります。この虹彩の「茶」はメラニン色素のことで、肌の色と同じようにメラニン色素が多いと目の色は濃くなります。一般にメラニン色素が薄い目の人は、光を眩しく感じるといわれており、サングラスを着用する欧米人が多いのはそのためと考えられます。また加齢とともにメラニン色素は減少し、目の色は徐々に抜けて明るくなります。
虹彩の色は大きくブラウン(濃褐色)、ヘーゼル(淡褐色)、グリーン(緑色)、ブルー(青色)、グレー(灰色)の5色に分けられ、日本人のほとんどが、ブラウンです。目の色による見え方の違いは、残念ながらまだよくわかっていません。

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