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みんなの知りたいを投稿しよう!おしえて!瞳のギモン

第10回目目のしくみ

ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 ビジョンケア カンパニーが、
ひがしはら内科眼科クリニック・副院長 東原尚代先生監修のもと、編集しています。

目を細めると見やすくなるのは、なぜですか?(質問者:ごま豆腐さん、白兎102さん、きょんスペシャルさん、アサイーさん、ぽむさん、ひーぼーさん)

目を細めることで、「モノが認識できる範囲」が広がるからです。
私たちは、モノから反射した光を目で感知することでモノを見ています。このとき目に入ってきた光が目の奥にある網膜上の一点にちょうど焦点を結べば、モノがハッキリと見えますが(図1)、網膜から焦点がずれると、モノはぼやけて見えます。たとえば近視は、眼球が長いなどの理由で焦点が網膜より手前にずれてしまうので、モノがハッキリ見えません(図2)。
しかし実際は、焦点が網膜の前後に多少ずれていても、私たちはモノを認識することができます。この「モノが認識できる範囲」のことを焦点深度と呼び、目に入る光の束が細いほど焦点深度は深く、太いほど浅くなります。
目を細めてモノを見ると、目に入る光の束が細くなって焦点深度が変化するため、近視がある人でも、網膜に焦点が合いやすくなってモノが見えるのです(図3)。 視力検査のとき「目を細めないで」と言われるのは、このためです。正しい視力が計測できないので、検査の際は気をつけましょう。

目の基礎知識

「見えるしくみ」

目の中に入ってきた光は、角膜と水晶体(カメラでいうレンズ)で屈折され、網膜(カメラでいうフィルム)で焦点を結びます。水晶体が厚くなったり薄くなったりすることでピント合わせをします。また虹彩の中央には光が通る瞳孔(カメラでいう絞り)があり、大きさを変えて目に入る光の量を加減しています。網膜で感知した光の情報は脳に送られ、脳で像として認識されて初めて、私たちはモノが見えます。

寝不足で、なぜ目が充血するの?(質問者:ゆきえさん、さっぽろ小町さん、クマのすけさん、とみっくさん、カトちゃんペッさん、ぽーんさん)

充血とは、結膜(まぶたの裏や白目を覆う粘膜)の血管が広がった状態です。一般に、私たちは寝ている間に目を休息させていますが、寝不足で起きている時間が長くなると、目は休まらない上に目が乾きやすくなります。寝不足による充血は、血管を広げて目への血液量を増やすことで、目に必要な酸素を届け、疲労を回復させるための、身体の生理的な反応といえるでしょう。通常、寝不足が解消すると充血も改善します。
充血は、外的な刺激(異物・目に合わないコンタクトレンズ・紫外線など)や、病気(結膜炎・ドライアイなどの炎症)によっても起こります。目がかゆい、目やにが増えるなど、充血以外の症状がある場合は、コンタクトレンズの装用を控え、眼科を受診しましょう。

どうして目やにができるのですか?(質問者:サチさるさん、めもめもさん、ちからこさん、めめめのめさん、おぼちゃんさん、とも姉さん、すぎねえさん、ぶたさん)

涙は油分と水分、ねばねばした粘液から構成され、ビタミンや電解質、抗菌成分、免疫成分など目の栄養素を多く含んでいます。涙は目の表面にうるおいを与えながら、まばたきによって目の表面の古くなった細胞をワイパーのようにからめとり「目やに」として排泄するのを助け、目の健康維持に役立っています。
起きている間は、目やには涙と一緒に目頭にある涙点から目の外に排出されますが(図1)、寝ているときは、まばたきをしないために目やにを排出することはできません。起床時に目やにがあっても、少量で日中に出つづけることがなければ心配する必要はありません。清潔な手指でとりのぞくか、洗顔して目やにを洗い流しましょう。

こんな目やには要注意!

結膜炎などの病気では、病原菌や異物を排泄するために目やにの量が増え、その色や質も原因によって変化します。健康なときの目やにと様子が違う場合は、眼科を受診しましょう。

どうしてアレルギーで目がかゆくなるの?(質問者:ゆきこ8204さん、めいりゃんさん、魅夜さん、キウイさん、ぐんぐんさん、ゴメスさん、コンタクトは宝物さん、夏目さん、リボウスキさん、えぺさん)

アレルギーで目がかゆくなるのは、身体が異物に対して過剰に防御反応を起こすからです。
花粉やダニなどのアレルゲンが目に入ると、IgEという抗体が反応し、血管や皮膚、粘膜などに多く存在する肥満細胞(マスト細胞)からヒスタミンが大量に放出されます。このヒスタミンが目の血管や知覚神経に作用すると、充血や強いかゆみを引き起こします。これをアレルギー性結膜炎といいます。
健康な状態では、目の表面の細胞どうしが強く結合して「バリアー」として働き、アレルゲンなどの異物をはねのけることができます。目がかゆいからといって目をこすってしまうと、目の表面を傷つけてしまう結果、バリアー機能が障害されアレルゲンの侵入を許してしまうことに。また、こすることで充血が助長され、さらにアレルギー反応が増すので注意しましょう。
コンタクトレンズを装用しているときに目がかゆくなったら、こすらずにレンズをはずして、人工涙液などの目薬でアレルゲンを洗い流しましょう。アレルギー性結膜炎時のコンタクトレンズ装用については、自己判断をせずに早めに眼科を受診し、眼科医の指導に従ってください。

目の基礎知識

アレルギー反応の主役 IgE・肥満細胞・ヒスタミン」

花粉などのアレルゲンが体内に入るとIgEが作られます。アレルゲンの侵入が繰り返されるとIgEは蓄積され、肥満細胞の表面にくっつき、アレルゲンの侵入に備えるようになります。再びアレルゲンが体内に侵入すると、アレルゲンはIgEと結合して、肥満細胞からヒスタミンなどの化学伝達物質が大量に放出されます。

1.花粉などのアレルギーの原因となる物質(アレルゲン)が目に侵入する。

2.IgE抗体がつくられ、肥満細胞と結合する。

3.再びアレルゲンが侵入すると、アレルゲンがIgE抗体と結合。肥満細胞からヒスタミンが大量に放出される。

4.ヒスタミンは、目の知覚神経などを刺激して炎症(充血やかゆみ)を引き起こす。

明るいところから暗いところにいくと、最初は見えにくいのに、だんだん慣れてくるのはなぜ?(質問者:りん3さん、ぽんたぬきさん、まっちゃむーすさん、ふわんりさん、ライムさん、西子さん、かきうにさん、tonyさん)

目には、明るい場所でモノを見る働きと、暗い場所でモノを見る働きがあり、その切り替えに時間がかかるからです。
目の奥にある網膜はたった0.1~0.4mmの薄い膜ですが、ここには光を感知する視細胞が1億個以上あります。この視細胞で光をとらえ、脳で像として処理することで、私たちはモノを見ています。
視細胞には、明るい場所で働く「すいたい(錐体)細胞」と、暗い場所で働く「かんたい(杆体)細胞」があります。すいたい細胞は明るい光を感知し、色を識別することができます。一方、かんたい細胞はとても感度が高く、暗い場所で光を感知することができます。しかし色を識別することができません。暗い場所で、モノの形は分かっても色まで見えないのは、このためです。
周りの明るさに応じて、すいたい細胞とかんたい細胞の2つが切り替わって働くのですが、その切り替えには時間がかかります。自動車でトンネルに入ったときなど、明るい場所から急に暗い場所に入ると、しばらく何も見えません。これは、かんたい細胞が働き出すのに時間がかかるためです。かんたい細胞が働きだすにつれて、徐々にモノが見えてきます。これを暗順応といいます。かんたい細胞の働きにはビタミンAが必要で、ビタミンAの摂取が不足すると、夜盲症といって、暗い場所でモノが見えにくくなります。
逆に、かんたい細胞からすいたい細胞への切り替えは比較的早くできるので、トンネルから外に出た瞬間はまぶしくて見えづらいですが、すぐにモノが見えてきます。これを明順応といいます。

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