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みんなの知りたいを投稿しよう!おしえて!瞳のギモン

第6回目コンタクトレンズのつけ心地について

ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 ビジョンケア カンパニーが、
ひがしはら内科眼科クリニック・副院長 東原尚代先生監修のもと、編集しています。

夕方ごろになると、コンタクトレンズが見えにくくなるのはどうしてですか?(質問者:めめめいさん、ともっぺさん、ブラウンアイさん、もゆりんさん、みみこさん、貴之さん、しゃんないさん、すいるかさん、シェリルさん)

時間の経過とともに、コンタクトレンズでの見え方が悪くなる原因として、二つのことが考えられます。一つは、涙の状態です。涙は常に分泌され、レンズの表面に広がって、目やレンズを乾燥から守っています。このレンズの表面の涙が不安定になると、外から入る光の屈折が乱れて、クリアな視界が得られず、見え方の質が低下します(図1)。
ソフトコンタクトレンズの場合、レンズ表面に広がる涙は、もともと、とても薄く不安定な状態になるといわれていますが、夕方以降になると、生理的に涙の分泌量が減り、さらに不安定に。またエアコンの効いた低温・低湿度の環境にいる、パソコンやスマートフォンなどのIT作業を長時間おこなうなど、環境の影響を受けると、レンズ表面の涙は、よりいっそう不安定になると考えられます。
もう一つの原因として、視力の矯正が適正でない可能性が考えられます。たとえば、近視を適正な度数よりも強い度数のコンタクトレンズで矯正している場合(過矯正)や、乱視が未矯正の場合などです。適正な矯正ができていないと、目の中の水晶体が常にピント調節をしながらモノを見なければなりません。そのため夕方になると、この水晶体の調節力を長時間維持できず、だんだんと見えにくくなることがあります。
対策として、IT作業時には、エアコンの風が直接あたらないようにする、1時間ごとに10~15分目を休めるなど、環境をととのえてみましょう。また眼科を受診し、必要に応じて、乾燥しにくい素材のコンタクトレンズへの変更や、適正矯正を目指した度数の見直し、目薬の処方を受けてみてはいかがでしょう。

年をとると、若い頃に比べてコンタクトレンズのつけ心地が悪くなるって本当ですか?(質問者:デラックス大暴動さん、みーみさん、まりもどりさん)

加齢とともに、目が乾きやすくなるため、レンズの装用感が悪くなることがあります。涙は、涙腺から分泌される「水分」と、目の表面から分泌される「粘液」で構成され、その涙の最表面を、まぶたの縁から分泌される「油」がおおって、涙の蒸発を防いでいます。しかし加齢とともに、涙や油の分泌量が減るため、目は乾きやすい状態に。涙や油の分泌には、いずれも男性ホルモンが優位に支配しているので、特に女性の場合は、加齢によるホルモン環境の変化によって目が乾きやすくなります。また、涙の分泌を促すようシグナルを出す、目の表面の知覚神経が、加齢とともに鈍くなることも、涙の分泌量が減る原因の一つです。
このほか、老眼の症状が現れているのに見づらい状態をがまんして、これまでと同じコンタクトレンズを使いつづけていたために、目が疲れ、それをレンズのつけ心地の悪さと感じるといったケースもあります。
目の状態は、年齢に応じて変わっていくものです。レンズのつけ心地に変化を感じたら、一度眼科医に相談してみましょう。目の状態にあったレンズに変更したり、医療用のドライアイ点眼薬を使ったりなどの対策をとることで、症状が改善する場合もあります。

酸素透過率は、高いほど目にいいの? つけ心地にも影響しますか?(質問者:えむむさん、みいのすけさん、ひよこまめさん)

黒目(角膜)は血管のない臓器で、その健康を保つためには酸素が不可欠です。角膜は、主に、涙に溶け込んだ大気中の酸素を栄養とするため、コンタクトレンズを装用すると裸眼のときと比べて角膜に届く酸素の量は、少なからず低下します。そのため目の健康を保つには、よりたくさんの酸素がコンタクトレンズ素材を通ること(高い酸素透過率)が重要です。目に届く酸素が不足すると、白目の血管が酸素不足を補おうと広がって充血したり、角膜の中にまで血管が伸びたりします(新生血管)。また、角膜の細胞の代謝が低下して傷ができやすくなると、感染症などのトラブルを起こす原因にもなります。
コンタクトレンズの酸素透過率は、酸素がコンタクトレンズを通って目にどれくらい届くかを表す指標で、目の健康のためには、酸素透過率は少なくとも24.1※1以上必要といわれています※2
最近では、シリコーンハイドロゲル素材を使った、酸素透過率の非常に高いコンタクトレンズも登場しています。しかし、いくら良い素材のレンズを装用していても、決められた装用時間を守らなかったり、レンズケアを怠ったりと、不適切な使い方をすると、目の健康状態が変化し、つけ心地に影響する可能性はあるでしょう。
充血や痛みなどのトラブルを起こして初めて、酸素不足に気づくといったことにならないよう、透明なコンタクトレンズでも、カラーコンタクトレンズでも、十分な酸素透過率のレンズを装用し、正しく使用しなければなりません。

  • シリコーンハイドロゲル素材:水分をたっぷり含んだハイドロゲル素材と、酸素をたくさん通すシリコーン素材を合わせてつくられたレンズ素材のこと。
  • ※1酸素透過率(Dk/L値)×10-9 (cm・mLO2 /sec・mL・mmHg)
  • ※2Holden and Mertz, 1984
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